stand by me

夜中に目が覚めて、眠れない…。
 
 
祖母の葬儀が終わり、子供を寝かしつけながら僕も寝落ちしてしまい…
 
 
のど乾いたので、冷蔵庫を開けてみると。
 
 
なぜか『ドクターペッパー』が。
 
 
 
 
久々に飲んだな。『ドクペ』
 

 
 
深夜にドクペを飲みながら、ふと回想してみる…
 
 
 
 
 

わかってたけど、後悔ばかり

 
ぼくのおばあちゃんは1ヶ月前に入院。
 
危篤とのことで、ビビりながらも逢いに行く日々。
いつの日か、こんな日が来ると思っていたけど、もっと普段から逢いに行っていたらよかったなぁと…。
 
 
中高生の頃は友達が第一という感じで、家族の集まりとか正月もろくに顔を出してなかったように思う…
 
社会人になり、貴重な休みも自分のことだけで、やはりなかなか逢う機会をつくってなくて、近くにいながらも年に一回顔見せる程度。
 
 
 
この頃は自分も年を重ねて行く感覚もなかったし、いつまでもこんな日々が続くような気がしていたのかも。
 
 
 

人生の転機

 
今では結婚の良さを友人や結婚にネガティブな独身のお客さんにどんどん話をしたりしますが、
ぼく自身もなかなか決断ができずに、どちらかというとネガティブな感じでした。
 
おばあちゃんは覚えてないだろうけど、ぼくが結婚を決断したきっかけは、
おばあちゃんの「ひとこと」
 
それだけで、ずっと重たく感じていた結婚というものをポジティブに考えられるようになった。
 
 
それがなかったら今も家庭を持ってないかもしれないし、お店をだすこともしなかったかもしれない。
 
 
そう思うと、人生でもっとも転機を与えてくれた人なのかもしれません。
 
 
 

お店をオープンして最初のお客様

 

2年半前に美容室をオープンして、一番最初のお客様として来店してくれました。
 
あの日は本当に嬉しかったな。
 
 
何度か家に行ってちょこっと髪を切ることはあったけど、
ちゃんと鏡の前で仕事をするのは初めて。
 
 
その後も休みの日に迎えにいってお店でパーマしたり、何度かお店にきてくれました。
 
 
 
ぼく自身親になり、ひ孫を連れて遊びに行ったりもしましたが、今となってはもう少し行っておけばよかった。などと考えてしまうもんですね。
 
 
 
ありがたいことに祖父母は長寿なので、30代半ばにして、、、
 

安田
やば!礼服持ってねぇ…

 
そんな感じでしたが、急ぎでしたがきちっと礼服を買い、ピシッとしたワイシャツでしっかり見送れてよかったなと。
 
やはり正装も大事ですね。
 
 
 
葬儀に参列してくださった方の多さがおばあちゃんの人柄を表しているようでした。
 
 
 

とにかく、通夜と告別式の2日間は疲れましたけど、無事に終わってよかった。

 
 
大正時代から戦争も経験し、時代を駆け抜けてきたおばあちゃん。
 
思い出は尽きないけど、
 
本当にありがとう。
 
 

 
ひ孫を抱くやさしい笑顔。きっとぼくもこんな笑顔で抱かれていたんだろうな…。
 
 
 
 

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安田喬司 (ヤスダタカシ)

栃木市出身 美容歴15年 お客様の『ヘアパートナー』として、普段のケアから、さまざまな髪のお悩みなど、気軽にご相談いただけれるサロンを目指し、2015年小山市西城南に[hairsalon ALMA]をオープン。 二児の父になり休日は子供と遊ぶことに夢中。